
仏教の教えに極楽浄土の湖には赤青黄白の蓮の花が咲いていて
その色が交じり合ってなんのもいえない色を放っているという記述があります
(正確な文章は忘れました)
その教えをモチーフに襖を表現して欲しいとの依頼で
取り組みました。
蓮を山と見立て
それぞれの山の間の道は同じ空につづくとし
抽象化してこのような形になりました。
襖は左端と右端の黄色い山でつながり
ひとつの輪の中にいるように
それぞれ違った個性の大きなものに包まれるように・・・
ご住職のお話を伺っていると
赤・青・黄・白は人種を表したり、思想を表現している
それらが交じり合って世界を形成する
すべてを受け入れること
東日本大震災が起きて一年
何かいろんなものがくっついたり分裂したり・・・
でもその先には同じ空が待っているし
そのことを意識してこれから先、生きて行きたいですね
そんな思いを8面の襖に込めました。

こちらは真鍮作家の小原聖子さんに引き手を作ってもらい
全体のデザインをした襖。
上の写真の裏面になります。
今日は、初めての落款をおすということもあり
緊張して写真をうまく撮れていません。
後日改めて撮りにいくので
またご報告をさせていただきます。
コメントをお書きください
kazunoko (金曜日, 11 5月 2012 01:31)
お寺でもしっくりきますねぇ♪
生で見てみたいです。
一般人でも覗きに行けるんですかねぇ!?