土の壁

昨日から家の小屋の中塗りを小畑建築設計工房さんにはじめてもらっている。

設計もできる左官屋なのだが、
お父さんは左官歴50年以上の大ベテラン

塗ってもらっている壁を見て

ちょっと工房として使うのはもったいないような気がしてきた・・・。


壁は美しく

今はグレーに見えますが

乾くと、白くなってきます。

漆喰とは違う、土の白

スサと土を少し寝かして

粘りを持たせ

施工時の水もちを良くしてあるため

丁寧に塗ることができます

結果、キメの細かいしっかりと締まった壁になる

 

写真は壁を塗り終え、柱についた土を落とす作業。

壁と柱のチリ際をきれいにしていきます。

 

親子で来てもらっているのですが

お父さんのお話がおもしろく

昨日は草刈りの話

お父さん曰く
「小学校帰って来たら飼ってた牛のために
 草を鎌で刈って、毎日やらんとあかんかった。」
この辺りの人は、とにかく草を刈ります。
そのため、うちの家を除いて(草ぼうぼう)
いつもキレイな田舎の風景を見ることができます。
今日、その謎が解けたような気がした。
今、草刈りをしている年代の人達は
昔からずっとコツコツ草刈りをしてきたんや
習慣やったんや~
納得!
(僕には真似できません)


今日は楮の栽培の話から肥料の話へ
牛糞堆肥の作り方を教わっていた。
牛舎に藁を敷き
糞をし
また新しい藁を敷き

これを繰り返していくと糞と藁が発酵してきて

暖かい寝床になる

その上に牛が寝ることによって
さらに、発酵が進む
ここで肝心なのは、牛が気持ちいいということ

ん~、納得。


今回は柱の見える壁ではなく
絵画を飾れるように大壁にしてもらっています。
荒壁をつけたのち
荒壁より出ている柱の部分を削り
もう一度荒壁を塗ってフラットな面を出します。
柱の上の土は落ちやすいので
麻の繊維を柱に釘で打ちつけ
その繊維と一緒に壁を作っていきます。

その後中塗りですが
中塗りは2種類の土で塗っていました。
つまり2回土をつけていて
出来上がってきた壁は
なんともやさしい光の反射をしていました。

早くかわくのが待ち遠しい・・・。