空想時間の搬出

「空想時間」搬出で再び森の中の作品を見に来た。
この期間中、忙しく動いてた自分と
森の中でじっとしていた自分の作品
そんな時間の対比があり、興味深かった。

木々の間で鳥は歌っていて
山野草の森の花々は春の風に美しく揺らいでいた。

今日もバタバタして帰って来てお風呂に入ると
カエルの鳴き声がさらに大きくなっていた。
目を閉じて、別の時間の流れに入っていく。

人それぞれにそれぞれの時間があり
時々、そんな時間を共有しなくてはいけないのではないか?
世の中は、分断されすぎた。
分断された中でも暮らしていけるのが便利というのであれば
あまりにも見落としているものが多すぎる。

雨の中、風の中
しぶとく残る和紙のたくましさがうれしい。

この作品は、震災の起こった3.11に紙を漉き
原発の爆発した3.12に森の中に置きました。
漉きなりの紙を絞り、干さずに濡れたまま置いたため
3.13の大雨でだいぶん森に溶けたのですが
その後、残った繊維が、森の形を浮き彫りにしています。

作品はそのまま森の中に放置しています。
わち山野草の森の中にあります。