箱男箱女

恵比寿の空の箱で開催していた「箱男箱女」無事終了しました。
今回、箱の中という限定した場の設定をしました。
展覧会のタイトルは安倍公房さんの小説「箱男」からとったのですが
「箱は僕にとって、やっとたどり着いた袋小路どころか、別世界への出口のような気がする」
という一文があります。
渡辺遼君、須田貴世子さんは箱の中に出口の穴を作るべく、普段、自分の世界にこもり、作り続けてきた作品の他に、自然に生まれたダンボールの箱内部の傷を連想させるような作品を作り、その傷のような作品の細やかなマチエールが別の世界へと誘ってくれるように展開。
ハタノは、今まで作った絵画作品を泥で塗りつぶし、箱の中で過去との決別と、次の世界の展開を自身の箱の中で展開しました。
会場は2部屋に分け、一つの部屋は、本来の空の箱の持つ軽やかな雰囲気そのままに普段の作品を展開(写真1枚目)。

もう一部屋は、箱の中を連想させるように、窓を厚手の布で覆い、極力少ない光量で作品展をしました(写真2枚目)。
場を限定することによって、本来の自分達を表現できたように思います。


たくさんの方に来ていただき、本当にありがとうございました。

そして、小原さんと開催した「○と□」を含め、実りある東京での展覧会になったと思います。


「箱男箱女」は兵庫の篠山で年末に巡回展(ここは会場が広いので、新たな展開を構想中!

「○と□」は兵庫・市島の工場跡で巡回します(来年3月かな?)!
西の皆様、是非お越しください。
お待ちしています。