南海荘

淡路島・南海荘の施工をしてきました。
http://www.nankaiso.com/


今回は前回に引き続き、改装の工事。
改装前の古い土壁の土を紙に漉き込み、再び復活させるという部屋と
南海荘のテーマカラーである深い青を表現する仕事。
その土地、テーマ性を空間に盛り込んだ、お施主さんのこころこもった空間のお手伝いです。
台湾で出会った建築家李さんもそうだし、地元大工の金ちゃんもそうだし、長く付き合う空間には、こころを込めるということが大切なんだなと改めて思う日々です。
写真に説明を書いています。
是非見てください。
よかったら、南海荘にも行ってくださいね。
地産地消のおいしいイタリアンが食べれます。

設計はヒラマツグミ
http://hgumi.net/


もともとあった土壁の土を漉きこんだ和紙で壁、天井を貼りました。
障子は、もともとあった建具の桟を何本か切り取り、空間に合う形を提案し、施工しました。






四角く切り取られた大きな窓からはお隣の家の2階部分が見え、その先に松林、その先に海という何とも贅沢な空間。この写真は調理場から撮りました。
和紙は光を包み込み、やわらかな空間となります。
ここに、淡路島の木工家のテーブルと椅子が入ります。







南海荘のテーマである深い青を表現した床の間
壁天井、床と和紙を貼り、表面をコーティングしています
和紙は繊維を打解し、ビーターをかけないものを漉き、少し表面に凹凸をつけたものを使用。顔料で染めた青い和紙を貼りヤスリでこすり、オイルをかけてまたこすり、、、抽象絵画を描くような気持ちで制作しました。
一見黒く見えますが、目が慣れてくると、深い青に気づき、そして表情に気づくと思います。
床の間は小宇宙ですね^^
こちらにも淡路島の木工家の椅子とテーブルが入ります





左官森さんの淡路の土の掻き落としの壁。
スサの感じ、土の色、表面の表情。変わらない連続性がやさしく、緊張感を生んでいます。
この壁に呼吸するように床の間を作りたかった。
また、お仕事でご一緒したいです。





床の間の細部
和紙の表情を拾う





急遽、デザイン変更をして厚い紙を自宅から送ってもらい

厚い紙と普通の障子紙を市松に貼った障子です。
横にのびる印象をさらに強く空間に表現できたと思います。
部屋の入り口3か所には白い和紙を貼った建具が入ります。
こちらの建具は和紙3段で一本できているのですが、真ん中の和紙を見た目ではわからないくらいに微妙に白くしてあるので、横の流れを感じると思います。






前回施工した和室です。
この壁は、淡路の瓦土を漉きこんだもの。
こんにゃく糊で表面加工しています。





ふわ~とした空気感の和紙の部屋。
いつまでもいたい空間です。
海の見える部屋、差し込む光。やさしいです。






徒歩2分で海に行けるのですが、そこから東へ徒歩10分。手つかずの海が広がります。
地球は惑星なんだと感じる場所。
人はちっぽけだし、多くの星の中のひとつに住ませてもらっているにすぎないって思う。




海岸の裏に広がる丘。
海から陸の境界線に生える草木が好きです。稜線の形もたまらん!
おもしろくないですか?